長岡大花火大会 Wi-Fi情報配信実験

長岡大花火大会 Wi-Fi情報配信実験

研究の背景

・ イベント時の安心安全確保のためには、複数の情報提供手段が必要である。特に、多人数の集まるイベント会場では、携帯はつながりにくくなるので、携帯以外の手段の提供が望ましい。
・ 非常時のみに使われる情報提供手段では受信者に受け入れられ難い。何らかの情報を受信しつつ、非常時に情報が提供される形が望ましい。
・ イベントの観客同士の情報交換によって、安心安全のための防護的行動がとられると、さらに効果的である。

研究システムの概要

・ 最近普及が著しいスマートホンには無線LAN(WiFi)が常備しているので、このWiFiによる情報提供を行う。
・ 観客が興味を持って受信してもらう情報としてFM長岡の実況音声を流す。(花火会場はうるさいのでスピーカの実況が聞こえ難い)
・ また、花火のプログラム、帰りの新幹線・列車の時刻表を提供する。(会場に来てから必要性に気付く人が多い)
・ さらに、観客同士の情報交換として、テキストによるチャットを提供する。帰りの道路状況などを観客同士が情報交換することで、防護的行動を期待できる。

今後の展開

・ 本システムは簡便にポータブルに設置できるので、イベント時の情報提供手段として利活用できる。また、多くの人が集まる広場での利用も効果的である。
・ さらに、災害発生時の避難所での情報提供などに利用できる可能性もある。
・ 本システムは行政サービスとしての提供が考えられる。一方、イベント会場近くの飲食店などの広告を流す、というモデルによって民間がビジネスとして運用することも考えられる。

・ 当研究室では、安心安全確保のための情報ネットワーキング技術として、本システムの他にも、センサーによって人群を観測し人の流れの急激な増加を検出するシステム、なども研究している。これらのシステムと本システムを組み合わせることも、今後の研究課題である。


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